目黒区で中古マンションを3500-3600万円台で購入できる?
目黒区で中古マンションをできるだけ安く購入したいけど、高級住宅地のイメージがあるから難しいのではと諦めている方もいるのでは?今回は目黒区の人気エリア別に3500-3600万円台で物件が存在するのかを解説します。
目黒区の中古マンション相場
不動産ポータルサイトのホームズによると目黒区の中古マンションの平均価格は7,212万円(占有面積70m2の場合)となっています。占有面積70m2とは、部屋の間取りでいうと3LDK程度。ファミリー層が住むなら基本的にはこの価格が一つの目安になります。
3LDK7,212万円というのは、都内でも上位6エリア程度に入る高値になります。ポータルサイトによって算出元になるデータが違うため平均価格はもう少し低い場合も高い場合もありますが、他エリアと比べて高いということは確かです。
目黒区は都心の通勤エリアならどこへ行くにも便利な場所ですし、また、繁華街がありつつも高級住宅地や文京地区が大部分を占めているため、賑やかさと落ち着きのバランスが良いエリアです。都心で質の良い生活をしたい人には必ず候補に入る場所といって良いでしょう。
とはいえ、7000万円は予算的に高いハードルとなるため、価格で諦める方も多いはず。例えば予算を4000万円以下で抑えたい場合は、そもそも目黒区以外の23区内でも足立区、葛飾区、江戸川区しか該当しません。だから基本的には東京市部の多摩エリアが本筋になりますが、「どうしても利便性の高い都内に住みたい、特に目黒区!」という方のために、ここからは3500-3600万円台で買える目黒区の中古マンションを目黒区内エリア別に紹介していきます。
祐天寺の特徴と3500-3600万円台で買える中古マンション
祐天寺エリアは東急東横線の祐天寺駅周辺のエリアです。江戸時代に建立された祐天寺の寺町として栄えたエリアで、現在では古くからの街並みと最新の商業施設やマンションがバランスよく混在しています。自由が丘や中目黒ほどの知名度はないものの、高級住宅地として位置付けられています。駅周辺は駅ビルや飲食店も充実しており、全体的におしゃれな雰囲気です。
さて、祐天寺エリアで3500-3600万円で買える中古マンションは残念ながら見つかりません。4000万円まで上限を広げてみると数件出てきました。下記のような条件です。
- 3900万円台
- 築40年
- 1LDK
- 専有面積40.22m2
- 祐天寺駅まで徒歩6〜7分
この条件だとファミリーが住むのは少々厳しそうです。独身か夫婦のみ、子供がいるなら幼児期まで、もしくは子供が独立後に夫婦もしくは単身で住むのに向いている物件に見えます。
学芸大学の特徴と3500-3600万円台で買える中古マンション
学芸大学エリアは東急東横線の学芸大学駅を中心とするエリアです。駅名になっている学芸大学は1964年に東京都小金井市に移転し、現在学芸大学駅は東京学芸大学附属高校の最寄り駅となっています。昔からの文教地区というだけあって、落ち着いた町並みが広がり、自然も豊富。学芸大学駅を最寄りとする碑文谷エリアは高級住宅地として有名です。最新のおしゃれなショップや飲食店が軒を連ねつつ、閑静な住宅地でもある学芸大学エリアは、子供の教育面でも安心でき人気があります。
さて、学芸大学エリアで3500-3600万円台で買える中古マンションは数件見つかりました。下記のような条件です。
- 3500万円台
- 築44年
- 1LDK
- 専有面積40.22m2
- 学芸大学駅まで徒歩8分
やはりこの条件だとファミリーは厳しい印象です。しかし少し価格を上げると見つかりました。
- 3700万円台
- 築39年
- 1SLDK
- 専有面積52.77m2
- 学芸大学駅まで徒歩14分
駅からは少し離れていますし、リビング以外の部屋が1部屋+小さいスペースですが、占有面積は広めですし子供が小学生くらいまでであればなんとか工夫すれば暮らせそうです。
またこんな物件もあります。
- 3900万円台
- 築46年
- 2LDK
- 専有面積48.6m2
- 学芸大学駅まで徒歩11分
この物件ならばファミリーを含んだ幅広い層が住めそうです。
都立大学の特徴と3500-3600万円台で買える中古マンション
都立大学エリアは東急東横線の都立大学駅を中心とするエリアです。都立大学は南大沢に移転しており、現在は関連する教育機関は駅周辺に存在しません。目黒区の他のエリアと比べると若干ローカル感が強く地味な雰囲気がありますが、利便性は他エリアと同じように高く、目黒区でありながら背伸びせず暮らしやすいエリアといえるでしょう。
さて、都立大学エリアで3500-3600万円台で買える中古マンションは数件見つかりました。下記のような条件です。
- 3600万円台
- 築46年
- 2LDK
- 専有面積44.83m2
- 都立大学駅まで徒歩2分
やや占有面積が狭く築年数も経っていますが、2LDKで駅徒歩2分というのは強いポイント。4人家族くらいまでなら検討できる内容です。
また、もう少し予算を広げるとまだまだファミリーでも入れそうな物件がありました。
- ・3900万円台
- ・築56年
- ・2LDK
- ・占有面積55.8m²
- ・都立大学駅まで徒歩7分
築年数はかなり経っていますが、2LDKですしリノベーション済み。かなり現実的に検討しやすい内容の物件です。
自由が丘の特徴と3500-3600万円台で買える中古マンション
自由が丘エリアは東急東横線と東急大井町線の乗り入れる自由が丘駅を中心としたエリアです。言わずと知れた高級住宅地であり、交通も駅前商業施設の利便性も非常に高く、流石にこのエリアで3500-3600万円台の物件を探すのは難しいように思います。
- 3300万円台
- 築52年
- 1LDK
- 占有面積42.01m²
- 自由が丘駅まで徒歩9分
なんと予算を下回る3300万円台です。流石に1LDKですが、この価格で自由が丘に持ち家を持てるなら購入したい単身者や夫婦はいるのではないでしょうか。
しかし、この物件を除くとそもそも自由が丘エリアでは4000万円以下の物件はほぼ見当たりません。4500万円台になると2DKの物件がヒットするようになります。
中目黒の特徴と3500-3600万円台で買える中古マンション
ただ、実際に見ると3500-3600万円台で買える中古マンションは見つかりました。若年層が多く集まるエリアであるため、それを狙った間取りになっているようです。
- 3300万円台
- 築18年
- 1K
- 占有面積21.35m²
- 中目黒駅まで徒歩12分
複数件ありましたが大体似たような内容です。単身者の入居もしくは、収益用物件として複数戸購入して賃貸に出す等の運用に向いているでしょう。マンションというよりはラグジュアリーアパートメントという打ち出し方をしている物件もあります。
こういった物件を除くと基本的に中目黒の中古マンションは4000万円以上から基本的に1LDKです。