価格形成要因(かかくけいせいよういん)
不動産の効用、相対的稀少性および不動産に対する有効需要の三者に影響を与える要因のこと。不動産の価格は多数の要因の相互作用によって形成され、要因自体も常に変動過程にある。従って不動産の価格を判定する時はその価格を形成する要因を明確に把握し、その移動推移や諸要因間の相互関係を十分分析し、効用・稀少性・有効需要に与える影響を判定する必要がある。なお、価格形成要因は一般的要因(社会的・経済的・行政的)と個別的要因(土地の個別性・建物の個別性・土地建物の個別性)とに分類して検討される。