社会的責任(しゃかいてきせきにん)
資本主義経済における企業の行動は自らの利潤追求を目的として展開されている。しかし、私的利潤の追求はあくまで公共利益を損わない範囲内でなされるべきであるにもかかわらず、しばしば公共利益の犠牲を伴ってきた。このような中で、企業に対する社会的責任を問う議論が高まり、企業利益の社会への還元という経済的な観点だけではなく、企業の生産、運営全般について、その社会性、公共性、公益性が求められており、広い範囲で社会の中における企業活動のあり方、役割について社会的責任が問われている。