ステップ償還・ゆとり償還(すてっぷしょうかん・ゆとりしょうかん)
住宅ローンの返済において償還開始時の負担を軽減するために当初の一定期間(ステップ期間)は、元金の返済額を減らし、償還しやすくした償還方法である。公庫融資においては「ゆとり償還」という。ステップ期間終了後の償還額は、通常の償還額よりも大きくなるので、返済計画を慎重にすることが望ましい。ステップ期間中は一種の返済の繰り延べとなるので、元金の減り方が少ない分に応じて利益の支払総額が通常の償還方法よりも多くなる。公庫融資や年金融資においては、当初5年間の返済額を50年返済の場合の返済額による方式としている。