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共同債権買取機構(きょうどうさいけんかいとりきこう)

金融機関の不良債権を処理するため、金融機関から不動産担保付き債権を買い取る会社(株式会社)で、平成5年1月に都市銀行、地方銀行、信託銀行などの162の金融機関の共同出資により設立された。共同債権買取機構は、出資金融機関が持ち込んだ不動産担保付き不良債権の購入価格を決め、その金融機関の融資で債権を買い取って、第三者に売却する。購入価格は、不動産鑑定士による鑑定を経て価格判定委員会で決定される。不動産担保付き不良債権の購入価格は、通常債権額より低くなるので、金融機関に売却損が発生することになる。なお、買い取りの対象が不動産そのものではなく、不動産担保付き債権となったのは、税金や管理コストの関係があるとみられる。

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