現況有姿分譲地(げんきょうゆうしぶんじょうち)
分譲宅地または売地以外の山林・原野等の土地を、宅地造成工事が行なわれない現在あるがままの状態で、単に権利上の区画に区分けして売買することです。都市計画区域外や、大都市周辺での市街化調整区域で行われる場合が多いです。現況有姿分譲が、投資または利殖の手段として行われたり、現地を確認せずに売買されることからトラブルが発生しています。このため、不動産の表示に関する公正競争規約では、現況有姿分譲地が温泉地等の娯楽施設と密接な地理的関係にあり、別荘地等に適していると誤認させるような表示をしたり、将来の交通機関の建設計画等の存在を強調することによって値上がりが確実であり、投資すると有利であると誤認させるような表示を禁じています。