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不当な履行遅延の禁止(ふとうなりこうちえんのきんし)
宅建業者は、その業務に関してなすべき宅地または建物の登記、もしくは引渡しまたは取引にかかる対価の支払いを不当に遅延する行為をしてはならない（宅建業法４４条）。「不当に遅延する」とは、自己の利益を得る目的または自己の怠慢により、約束の時期に約束どおり実行しないことをいうが、不当性をもつかどうかは、社会通念により定まるものであり、具体のケースによって個別に判断することになる
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