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不動産購入後に物件に引越しをする段取りは?荷物の片付け方法や手続きの注意点を紹介!

不動産の売買に成功し新居に引っ越す際の一連の流れと、注意すべきことをご紹介します。荷物を整理して運ぶだけと考えていると意外にスケジュールがギリギリで、焦って引越ししてトラブル続出となりかねません。引越しの準備は余裕を持って行い、予想外のトラブルが発生しても対応できるようにしておきましょう。

引越しの大まかな流れ

物件を現地見学する際に頭に入れておくべき考え方
引越しの大まかな流れは以下のイメージです。

【なるべく早め〜1ヶ月前】
● 現住居の管理会社や大家に退去連絡
● 粗大ゴミ捨て・不用品回収

【1ヶ月前〜1週間前】
● 引越し業者による見積もり
● 水道・電気・ガス・インターネットなどの解約と新居での開通予約
● 家に届く系のサービスの解約
● 転居関係の法的手続き
● 郵便転送手続き

【1週間前〜前日まで】
● 荷造り
● 清掃、ゴミ出し
● 冷蔵庫の中身処分

【当日】
● 現住居の明け渡しと鍵の返却
● 引越し業者による新居への荷物運搬
● ガスの開通立ち合い

【引越し後】
● 転居関係の法的手続き
● 開封した段ボールの片付け

この他に銀行や保険関係の住所変更手続きや車庫証明など、その人に応じて手続きをしないといけない内容は増えます。また、行わなければいけない法的手続きも項目が多いため、旧住居と新居の自治体それぞれで漏れがないように注意が必要です。

大まかな流れとして書きましたが、なかなかボリュームがあります。転居が確定した段階で引越し作業のスケジュールをしっかり立てておいた方が安心です。

引越し前の荷物整理と片付けはいつから始める?

戸建て物件を現地見学する際のチェックリスト
よほど新居が決まったのが急でなければ、1ヶ月半前くらいから少しづつ片付けを始めるのが良いでしょう。新居に持っていく家具や物品などを梱包するのは引越し1週間前くらいからでもいいかもしれませんが、処分する物品を仕分けするのは早いに越したことはありません。

民間の不用品回収業者であれば呼べばすぐ来てくれることが多いですが、行政の粗大ゴミ回収を利用する場合、時期によっては2週間程度またされることがあります。引越しが迫ってから粗大ゴミを出そうとして、引越し日までに回収が来ないとなりかねません。

また、メルカリやヤフオクなどのネットオークションで処分する場合も時間がかかることがあります。梱包前の物品の仕分け、整理、処分は早めに済ませておくほうが安心です。遅くても1ヶ月前には荷物整理と片付けを開始しましょう。

引越し前の荷物整理と片付けのやり方

戸建て物件を現地見学する際のチェックリスト
新居に引越した後にどの段ボールに何が入っているか分からなくなってしまわないように、荷物整理の段階でルールを決めておくことが大切です。引越し前の荷物整理と片付けのやり方のコツはなんでしょうか。

直近で使わない荷物から詰めていく

転居前日まで旧住居での生活は続くため、まず段ボールに箱詰めをしていくのは直近で使う可能性が低い荷物からです。例えば冬場の引越しであれば、夏物衣類は先にダンボール詰めをする候補になります。

優先順位の低いものから段ボールに詰めていくことで、新居でも一度に全ての段ボールを整理しなくて済みます。こちらのダンボール群は明日でいいやと割り切れるのです。

この整理をするためにはやはり早めに荷物整理を始めることが肝心です。転居2、3日前からだと結局全ての荷物が混ざってしまいます。

新居の部屋ごとに段ボールを分け、中身の品目を書いておく

段ボールに書くのはどの部屋におくか、中に何が入っているかの2点です。品目だけ書いているパターンが多いかもしれませんが、これだと引越し業者がどこにおけばいいかわかりません。リビングや手前の部屋に段ボールが積み上がる可能性があります。あとで家族で段ボールを運ぶのが大変ですし、すぐ使いたいものを出すのにも苦労します。

また新居の見取り図も作成し、引越し業者がどの部屋にどの段ボールを置いたらいいかわかりやすくしておくことも有効です。

退去の際に清掃はどこまで必要か

マンションなど集合住宅の場合の共用部チェックリスト
賃貸住宅に住んでいる場合、引き渡しの際に原状回復をしておく必要があります。原状回復とは、経年劣化や生活上致し方ない傷や汚れ以外の部分を元通りにすることです。ガス周りの油汚れ、風呂場の黒ずみ、マットレスの下のカビなど基本的には全部綺麗にして退去しなければなりません。部屋を空っぽにしたときに自分が入居した時と同じであるように清掃します。壁のピン穴は生活上致し方ない部分なので大丈夫です。

原状回復がされていないと判断されると管理会社や大家から原状回復費用を請求されたり、敷金が返還されなかったりします。

持ち家を売却する場合は、最終的にハウスクリーニングが入るはずです。しかし、自分できれいにできるところはしておいた方が費用が掛からなかったり、売却額にプラスに働く可能性があります。

賃貸でも持ち家でも極力きれいにして退去する方が無難です。清掃の過程で建物の破損や機器の故障が見つかる場合もありますので、その場合は速やかに管理会社や不動産会社に相談しましょう。

引越し前日までに終わらせておくこと

マンションなど集合住宅の場合の共用部チェックリスト
引越し前日までに終わらせておくことで特に重要なことは家の鍵とライフラインに関する準備、現住所のある自治体での転出届です。これらを忘れると、転居初日からトラブル続きで嬉しいはずの新居生活が嫌な始まり方になり手間もかかります。

鍵について

家の鍵を受け取れるのは基本的には契約開始日である転居初日です。よくあるミスとしては引越し業者が荷物を新居に運んできたタイミングでまだ不動産会社が来ておらず、家に入るまで長時間待たされるというパターン。

まずは事前に鍵を郵送や会社の窓口で渡してしてもらえないか不動産会社に確認しましょう。もし難しいようなら引越し当日何時に鍵を持ってきてくれるのかを確認し、その時間より後に引越し業者が荷物を運ぶような段取りにしましょう。

ライフラインについて

意外に忘れる人が多いのが電気・水道・ガスなどの開通手続きです。開通手続きは本人が電気会社や水道局、ガス会社に行わなければならず、不動産会社は行ってくれません。

電気・水道は忘れていても当日すぐ開通してくれることが多いですが、ガスは3日程度かかることがあります。新居で3日間店屋物やコンビニ弁当、外食というのは費用もかかりますし寂しいものです。必ず1週間くらい前までには契約する窓口に連絡し、開通日を伝えるようにしてください。

転出届について

マンションなど集合住宅の場合の共用部チェックリスト
現住所と違う自治体へ引っ越す場合は、今の自治体に転出届を出さなければなりません。引越し先の自治体には転入届を出さねばならず、その際に転出証明書が必要です。以下の流れです。

①現住所の自治体に転出届を出す(転居14日前から可能)
②転出証明書を受け取る
③引っ越す
④引越し先の自治体に転入届を出す(転居14日後まで)

万が一転出届を引越し前に出せなかった場合は、引越し先から郵送での手続きも可能ですが当然時間がかかります。引越し先の自治体に転入届を出すのは14日後までと定められており、これを過ぎると手数料が高くなります。

各自治体のホームページ等で期限や持ち物、手続きについての詳しい内容を確認しておきましょう。

安心できる引越し業者に任せることが大切

何度も現地見学と周辺環境の確認をしよう
ここまでの準備をしたら当日は引越し業者に任せるだけです。現場での作業は業者に任せ、あまり手を出さないようにしましょう。住民にできることはスムーズに作業が進むようにしっかり箱詰めを済ませておくことと、どこに何を置けばいいかわかりやすくしておくことです。そのために段ボール表面への品目や部屋の記載や、部屋見取り図の作成が必要になります。

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