東京都23区の中でも世田谷区は、屈指の広さと最多の人口を誇ります。スポーツ施設は充実していて駒沢オリンピック公園や、砧公園、馬事公苑などが有名です。二子玉川公園、松陰神社なども緑が多く、行ったことのある人なら納得できることでしょう。
現代人のストレスは、緑ある環境で改善され、健康維持に役立つとされていますが、それを可能にする背景が世田谷区にはあります。樹木のある通りやスポーツをしたくなるような広場、人の行動を束縛することなくストレスフリーになれる環境は、現代人にとってこの上なく大切なものとなるはずです。体調を最適な状態にする「調整効果」を満たすものが自宅周辺に用意されているのですから、"住まい"に適した環境と言えますね。
東京都独自の「みどり率」で、世田谷区は23区中2位(1位は練馬区)であり、区制100周年の2023年までに緑率33%、つまり1/3まで高めようとする試みがあり、環境のために尽力しているのがわかります。
強固な地盤の世田谷区の不動産、交通の利便性に長けている
また、世田谷区が人気なのは、地盤がしっかりしているだけでなく、ほぼ全域が心地よさある佇まいを提供していることにあります。子育て中のファミリー層を初めシングル、学生、全ての人にとって住み心地の良さが提供されています。
子育て支援制度が充実、サポートも多い
子育て中のファミリー層には子育て支援やサポート面が充実していることから、子どもの数も増えてきています。子どもの一時預かりやショートステイに関する制度も多くあります。
例を挙げると、「せたがや子育て応援アプリ」をリリースして、地域の子育てサポート情報を確認することができ、新米ママや他の地域から世田谷区に移住してきたファミリーも安心できます。また、世田谷区では、子育て支援の一環として、「世田谷版ネウボラ」というサービスを実施、妊娠からお子さんが小学生になるまでの育児サポートを受けることができます。
さらに、子育てのあらゆる専門家たちにより世田谷区のママと子どもを多方面から支援する仕組みがあります。
なお、世田谷区では、出産前後に利用できる「せたがや子育て利用券」を配布、世田谷区の地域内でサービスの利用をすることで、子育ての輪を広げる目的がなされています。 この子育利用券は、10,000円分のサービスを受けることができ、ヘルパーの派遣、母乳マッサージから、子どもを預ける施設の利用や、親子参加の交流イベントに使えることになっています。
交通の利便性に長けている
さらに、世田谷区は、京王線・京王井の頭線、小田急小田原線、東急田園調布線、東急大井町線、東急目黒線、東急世田谷線の7路線が通っていることから、都心へのアクセスも便利であり、通勤・通学に困ることもないでしょう。基本的な生活全てにおいて住みやすさを提供しています。
高級住宅街・成城、等々力も。著名人からの歴史も漂うエリア
世田谷の高級住宅地と言えば、まず成城。田園調布と並ぶブランドエリアとして人気が高いです。
成城は建物のルールがあり美しい街並み
成城は、著名人たちが大正から戦後にかけて移り住んできたという歴史も影響して高級住宅街のイメージが定着しています。広がる自然と緑溢れる道幅の広い道路の景観は気持ちに余裕をもたらしてくれます。
成城は、駅の北側にある6丁目は特に立派な豪邸が立ち並び、美しい景観に魅了されます。サクラやイチョウなどの自然も多くあり、街並みへの配慮がなされた住宅街です。
また、成城1丁目には「東宝スタジオ」もあることから映画関係者が多く住むことでも知られています。「赤ひげ」や「七人の侍」などで世界中に名を馳せた黒澤明監督や、「世界のミフネ」と呼ばれた三船敏郎が住んでいたエリアでもあり、成城は一種のステイタスシンボルとなっている地域と言えます。
二子玉川や田園調布にも近い等々力
東京都指定の等々力渓谷は、川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえるオアシスとして趣を呈し、都会の癒しスポットとなっています。
また、「野毛大塚古墳」や自然や歴史を感じられる場所も多くあります。等々力不動尊には、観光客も多々訪れる自然ある環境のもとで、立地条件もよい等々力も高級住宅街として有名です。
三軒茶屋、二子玉川は賃貸、不動産売買で注目のエリア
三軒茶屋は活気と多様な投資ニーズ
三軒茶屋には、キャロットタワー(Carrot Tower)があり、これは1996年に三軒茶屋駅周辺の再開発事業でできたものですが、銀行関連のオフィスフロアだけではなく、TSUTAYAなどの商業施設、住民票の写し等の発行を行う行政窓口もあります。
IT系企業も入居していますが、「生活工房」では講習会や講演会、ギャラリーなど、またシアターも常設されていて最上階の26階には無料の展望台、レストラン「スカイキャロット」もあります。エフエム世田谷のサテライトスタジオも設置されているなど楽しめることでしょう。
三軒茶屋は、レトロな雰囲気の邸宅があるかと思えば、一人暮らしの人のための中古アパートもあるという多様性に満ちた投資ニーズが混在しているところが魅力です。
渋谷駅から東急田園都市線で5分という魅力的なアクセスもあり、幅広い不動産需要があるエリアです。ファミリー層、シングル、富裕層、学生などなど全ての人の関心を集めているのは、魅力的な賃貸物件も多くあることからきています。賃貸目的の全ての層と投資者にとってだけでなく、自宅を売買しようとしている人にとっても魅力ある地域となっています。
二子玉川は、人気急上昇
よく「ニコタマ」の愛称で知られる二子玉川は駅直結の大型複合施設「二子玉川ライズ」が2011年にオープンしたことで、利便性の面では世田谷随一と言えるエリアになってきています。
この地域は再開発で急激に発展していて、閑静な住宅街は駅からやや離れたところに多くあります。昔からの商店街は活気があり、多摩川二子橋公園や、自然と親しみながらの散策やスポーツに困らない充実した環境を備え、高所得者から評価が高いのも頷けます。
住宅需要は多々あり、不動産売買は、中古物件も多くあることから多様な投資ニーズで溢れています。
まとめ
場所によっては賑やかで活気に溢れている世田谷区は、閑静な住宅街が立ち並び上記以外でも"住みやすい街"が多々あります。
また、世田谷区は、どの年齢層にも人気があるエリアですが、交通の便もよく渋谷や新宿にも30分ほどで行けることもあり好立地条件が揃った環境にもいい便利な場所と言えます。緑多い中で生活できる環境は、気持ちも安らぐことでしょう。
街の雰囲気は活気あるおしゃれな商店街から、高級住宅街まで自分の好みで選択可能なので、不動産を売りたい人、買いたい人を含め、投資面においてもとても魅力的なエリアとなっています。
不動産価値を調べながら、賢い"住まい"の選択をしてくださいね。