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世田谷区に引っ越しする前に知っておきたいこと。ゴミ出しや各種手続きルールは?

引っ越した後の生活や手続きなど、以前の自治体とまるっきり違い面食らうことは意外と多いものです。今回は世田谷区に引っ越す人がとりあえず頭に入れておくべき生活に密着した内容についてご紹介します。ゴミ出しや各種届出、手続きのルールをまとめました。

世田谷区のゴミ出しルール

世田谷区のゴミ出しルール
世田谷区のゴミ出しルールは他自治体と比べて比較的緩い方になります。まず自治体指定のゴミ袋がありません。他自治体だと指定のゴミ袋を200〜700円程度かけて購入しないといけないこともあるので、家計への負担は軽くなります。中が見える透明な袋であればなんでも使用可能。百円ショップで購入したもので問題ありません。

大きく分けて分別は「可燃ごみ」「不燃ごみ」「ペットボトル」「資源ごみ」「粗大ごみ」の4種類。分類も少なめです。

また、ゴミの分別方法や捨て方、回収日がわからない場合はチャットボットやアプリでの案内もしており、手軽にごみについて調べることができる施策にも取り組んでいます。

各ゴミの分別方法

可燃ごみに分類されるのは生ごみ、少量の枝葉、紙屑、プラスチック類、ゴム・皮革製品、衣類等となっています。日常生活で出るごみは基本的に可燃ごみに入れてほぼ大丈夫です。シャンプーや洗剤などの容器やゴム類、プラスチック容器、古着なども可燃込みで出せるのは分別の手間が省けます。

不燃ごみに分類されるのは金属、ガラス製品、陶磁器類、使い切ったスプレー缶・ライター、一辺の長さが30cm以下の小型電化製品等となっています。ふた付きの容器(90l以下)か中身の見えるゴミ袋に入れて出すのがルールで、スプレー缶やライターカセットボンベなどの危険物は別袋に入れて中身を記載して出します。

ペットボトルはキャップトラベルを取り中をすすいで潰したら、中が見える透明な袋に入れて出します。

資源ごみには古紙、ガラスびん、缶が分類されます。新聞、雑誌、段ボール、紙パックなどの古紙は種別に分けて紐で結んで出します。

ガラスびんは区が配布した黄色いコンテナに投入します。コンテナは回収日前日の平日に配布され、袋に入れず直接ガラスびんを入れるルールです。荒天の場合は配布されないため、その場合は中の見えるビニール袋に入れて出します。

缶の場合は青いコンテナがやはり回収日前日の平日に配布されます。こちらもコンテナに袋に入れずに直接缶を投入。

粗大ゴミは世田谷区粗大ゴミ受付センターに電話かインターネットで申し込みます。申し込んだらコンビニ等で有料粗大ゴミ処理券を購入し、収集日に粗大ゴミに貼り所定の場所に出します。

ゴミの回収日

ゴミの回収日に関して、可燃込み、資源ごみはほぼ毎週回収があります。これは引っ越しで大量の段ボールが出る方にとってはありがたいはず。自治体によっては段ボールの回収は月一回だけのところもあります。一方ペットボトルが月2回の回収なのは少なく感じる方もいるかもしれません。不燃ゴミの回収も月2回です。

参考:
世田谷区 資源・ごみの分別
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/004/001/d00190086.html
世田谷区 資源とごみの分け方・出し方(リーフレット)
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/004/001/d00025305.html

世田谷区の町内会

世田谷区の町内会
平成30年3月の調査によると世田谷区にある197の町会・自治会への加入率は全世帯の54%ということです。区としては加入を促進したい意向があるようですが、現在のところ各自治会ごとの動きに任せています。つまり、町内会への加入は必須ではありません。また自治体によっては子供会が設けられていることもありますが、世田谷区にはありません。

世田谷区の育児支援

世田谷区の育児支援
世田谷区は区による育児支援が非常に充実しています。児童手当や出産費用の援助、預かりサービスの充実、さまざまな行政や民間の育児支援サークルやセミナーなどの利用が可能です。世田谷区といえば高額所得者が多いイメージですが、困窮世帯や十分に教育を受けられない子供の受け皿となる施策も多い印象です。

参考:
世田谷区 子ども・教育・若者支援
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/index.html

世田谷への区転入届

世田谷への区転入届
世田谷区に転入をしたら14日以内に転入届を各総合支所くみん窓口、各出張所で行う必要があります。これを行うことで住民税の切り替えが行われ、区民に提供している各種サービスが受けられるようになります。手続きには以前の自治体が発行する転出証明書が必要です。

参考:
世田谷区に引っ越しをしてきたときの届出(転入届)
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/001/002/001/001/d00005296.html

世田谷区の介護保険

世田谷区の介護保険
世田谷区に介護保険利用者が転入した場合は、転入から14日以内に転入した旨の届出を各総合支所くみん窓口や出張所で行う必要があります。この期限内に前の自治体で利用していた介護保険を引き継ぐ手続きを行えばこれまで通り介護保険を利用可能です。万が一、期限内に行わなかった場合、介護保険を利用する際に世田谷区の要介護・要支援認定新規申請をゼロから申請・審査する必要があります。

介護保険を利用している高齢のご家族と一緒に世田谷区に転居する場合は、手続きの漏れがないように気をつけましょう。転入届を出す際に介護保険を利用している旨を伝えるのがスムーズです。手続きには「介護保険被保険者証(介護保険資格者証)」(前住所地で回収されずお持ちの方のみ)「介護保険受給資格証明書」が必要です。

参考:
世田谷区 転入・転出などの際の届け出(介護保険)
https://www.city.setagaya.lg.jp/theme/003/002/d00015021.html

世田谷区への転校

世田谷区への転校
世田谷区外から転入して小中学校に転校する場合、基本的に必要なものは以前の学校の「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」です。これは大抵は以前の学校の最終登校日に渡されます。そして、転入届を出した際に区役所の窓口で「学校指定通知書」が渡されるので、「在学証明書」「教科用図書給与証明書」「学校指定通知書」この3点を持って転校先の学校に転校手続きに行くというのが基本ルールです。世田谷区では「学校指定通知書」に記載された以外の公立小中学校は選べません。

上記書類3点が必要なので、基本的に転校手続きができるのは、世田谷区に転入届を出した時点からということになります。

もし、夏季休暇期間中の転入届提出や年度の終了までは既存の学校に通いたいなどの場合は、イレギュラーの手続きが必要になります。早めの対応を心がけましょう。

参考:
世田谷区 学年途中における区立小学校・中学校への転校手続きについて
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/005/002/003/d00150116.html#tenkoshorui

世田谷区は住みやすく子育てしやすいイメージがあります。実際に必要な制度が不足なく整えられているのに加え、知りたい情報がホームページや窓口で分かりやすく提供されているのも特徴と言えるでしょう。世田谷区へ引っ越しする際には今回ご紹介した情報をもとに、さらに区のホームページ等で調べることをお勧めします。

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