知りたい

文京区の物件が家族におすすめの理由。教育環境や治安は本当に良いのか

文京区は子供の教育環境に良い環境の物件を探しているご家族に大変人気のエリアです。今回は文京区の地理的特徴、育児支援、教育、治安、公示地価の5つの要素から、文京区の魅力を紐解いていきます。結論としては子育て世帯に文京区は非常におすすめできることを再確認しました。

文京区の地理的特徴

文京区の地理的特徴
文京区は東京メトロ丸の内線・南北線・千代田線・有楽町線、都営地下鉄大江戸線・三田線などが通る東京の中央部に位置する区です。JRが区内を通っていませんが、実際には千代田区との境界線となっている神田川沿いに御茶ノ水駅や水道橋駅があり、JRでの移動の不便もありません。

エリアの特徴としては、非常に教育機関が多く、また江戸時代は大名屋敷や有名な寺院が置かれる地域だったことから歴史的な名所も豊富で、文化的資本が豊富であることが挙げられます。一方、飲み屋や風俗街などの夜の街は、上野エリアとの境に近い湯島や上野広小路のあたりのみとなっており、治安も安心。そのため、教育環境の良いエリアで子育てをしたい世帯には、文京区は非常に高い人気を誇っています。

文京区の育児

文京区の育児
文京区では児童手当のような国の制度とは別に、区独自で行っている豊富な育児用の助成金があります。
  • 子ども医療費助成
  • 未熟児養育医療
  • 自立支援医療(育成医療)
  • 小児慢性特定疾病医療費助成
  • 小児精神病入院医療費助成
  • 児童育成手当
また、助成金以外にも妊婦に向けた産前産後のサポートや健診等を受けられる受診票の配布など、医療機関と連携して、育児世帯を支える施策が充実しています。

保育園の待機児童数は以前は多いエリアでしたが2021年には1人まで減少し、共働きでも育児がしやすいエリアとなりました。

文京区の教育

文京区の教育
文京区は日本トップクラスの教育環境があります。東京大学をはじめ、お茶の水女子大学、日本女子大学、中央大学、順天堂大学、日本医科大学、東京医科歯科大学など、日本トップレベルの大学や有名医大が軒を連ねており、当然小中高の学力レベルも高いです。

令和4年度「全国学力・学習状況調査」(小学校)(中学校)の結果を見ると、国語・算数・理科の3教科において、文京区の平均正答率は全国及び東京都の平均を大幅に上回る結果となりました。全国平均の10%以上、東京都平均の5%以上高い平均点数となっており、教育環境が充実したハイレベルな環境で学力向上を望む家庭には理想のエリアとなっています。また私立中学への進学率は東京23区で最多の42.3%となっており、これも東京都平均の18%を大きく上回る数字です。

トップ偏差値の中学も桜蔭、筑波大学附属、都立小石川、お茶の水女子大附属、東京学芸大学附属など、錚々たる面子。他にも歴史ある名門中学が多数あり、教育熱の高さは都内でも指折りです。

公立小学校も名門と呼ばれる高学力小学校があり、私立中を目指す家庭が子供を入学させるために、各校の学区に引っ越すことは珍しくありません。誠之小学校、昭和小学校、千駄木小学校、窪町小学校の4校は3S1Kと呼ばれ特に人気があります。

中学受験用の塾もサピックス、早稲田アカデミー、栄光ゼミナールといった集団指導の有名塾から、個別の進学塾まで鎬を削っており、子供に合う塾は見つけやすい環境といえるでしょう。

文京区の治安

文京区の治安
文京区は23区で名実共に一番治安の良い街です。平成30年の警視庁の発表によると、住民数に対する23区の平均犯罪率が0.84%に対し文京区は0.53%と大幅に少なく、これは23区で最も少ない犯罪率となっています。

令和5年の警視庁の発表によると文京区内の犯罪発生数は416件、そのうち発生件数が多い場所順に湯島3丁目の32件、関口1丁目の23件、千駄木3丁目の15件です。

湯島3丁目に関しては文京区内ほぼ唯一の盛り場エリアとなっており、犯罪の内訳は暴行・傷害・窃盗などとなっています。近年在日外国人による治安の悪化も話題になることが多く、このエリアに関しては子育て世代が住むのに慎重になったほうが良いでしょう。

関口1丁目は早稲田大学の裏手のエリアとなっており、ほぼ窃盗犯です。学生が多いことから空き巣狙いや万引きなどに狙われやすいと推測できます。

千駄木3丁目は「谷根千(谷中、根岸、千駄木)」という略称で人気の散歩エリアです。こちらは観光客も比較的訪れる商業エリアということで窃盗系の犯罪が発生することがあるようです。

とはいえ、23区の他自治体と比べればこの3箇所でもほぼ犯罪がないに等しいといってもいいくらいの件数、内容です。結論としてやはり文京区は治安が良い自治体といえます。

文京区の地価

文京区の地価
文京区の2023年6月現在の公示地価平均は133万7294円/m2となっています。東京都23区の平均が171万3654円/m2なので、港区や千代田区よりは手が届きやすいのかもとほっとした方も多いのではないでしょうか。文京区内のエリア別に詳しく見ていきます。

まず文京区内で最も公示地価が高いエリアが後楽エリアで315万0000円/m2。ここはいわゆる東京ドームのある住所なので、最も高くなっています。また先ほど治安が悪いエリアで紹介した湯島エリアが185万0000円/m2、東京大学の最寄である本郷エリアが175万6666円/m2とトップ3になっています。ただ、ここまでのエリアは外から来た方が新たに住まう住宅エリアではないため、あまり考えなくて良いかもしれません。

今度は逆に公示地価を安い方から見て行ってみましょう。まず、最も安いのは水道エリアの85万9000円/m2。神田川を挟んで新宿区と面した区境エリアで住宅地です。最寄駅は東京メトロ後楽園駅か江戸川橋駅となります。高速道路沿いのマンション等に住むとうるさく感じる可能性はあるでしょう。高級住宅街もあり高い暮らしの質にも期待できます。マルエツ等のスーパーや個人商店、飲食店もあり便利です。

二番目に安いのが向丘エリアで87万0000円/m2。東京大学弥生キャンパスの裏手に広がるエリアで、東京メトロ本駒込駅、東大前駅があります。都営地下鉄白山駅もすぐそこです。都立向丘高校があり、寺町としての顔もあります。千駄木の散歩コースの一つですが、丘の上にあり墓地が点在していることで地価が安いと推測できます。

3番目に安いのが小日向エリアで90万5000円/m2。小日向エリアはかなり歴史が古く江戸時代から街として発展をしてきました。現在は高級住宅地として居住の用地がほとんどで、商業エリアで買い物をする場合、最寄りの東京メトロ茗荷谷駅や後楽園駅、都営地下鉄春日駅周辺まで足を伸ばす必要があります。閑静な暮らしができるということでファミリー層にも人気のエリアです。

文京区は育児に最適

文京区は育児に最適
行政による手厚い育児支援、エリアの特徴である高い教育熱、治安の良さ、さらに意外に手頃な不動産価格など、文京区は育児世代のファミリー層に最もおすすめできる自治体の一つです。また、子供が実家を巣立った後にマイホームを売却する際の価格も、今の所下落する要素が少なく上昇を続けることに期待できるエリアなので、資産価値面の魅力も上位に入ってくるのではないでしょうか。

Copyright (C)1998-2019 株式会社健ハウジング / 世田谷区の不動産会社