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引越し料金の月別相場と引越し料金を節約するためにできる5つの工夫

引越しは転居においてかなり大きな費用です。特に家族が増えて荷物がかさめば、引越し業者に支払う費用が20万円以上になってしまうことも珍しくありません。できるだけ引越し費用を節約するためにどの時期を狙えば良いのか月別の相場を紹介し、さらにどのような工夫ができるのかについて解説します。

引越し料金の平均相場

引越し料金の平均相場
引越し業者を利用した場合、かかる料金は荷物の量と移動距離によって変わります。荷物の量は家族の人数によって増えることが多いので、単身よりはファミリーの方が当然高くなります。

年間平均の引越し料金相場は
単身者(〜50km):3〜6万円
単身者(50〜200km):5〜7万円
2人暮らし(〜50km):8〜12万円
2人暮らし(50〜200km):13〜16万円

家族が1名増えるごとに2人暮らしの料金に2万円程度追加されていくと考えれば良いでしょう。

また、部屋数も引越し料金の目安になります。例えば単身者で1Kの場合は上記の料金になりますが、単身者でも2DKや1LDKの部屋に住んでいる場合は荷物が多くなるので、2人暮らしの引越し料金相場くらいまで料金が上がることもあるので、正確には引越し業者に見積りをとって比較することが大切です。

引越し料金の時期別相場

引越し料金の時期別相場
引越し料金は時期によって相場が変動します。引越しする人が多い繁忙期には値段が上がり、閑散期は下がるため、安く済ませたいなら閑散期を狙うことが有効です。まずは年間の引越し料金相場の時期別相場を見ていきましょう。

  単身者(〜50km) 単身者(50〜200km) 2人暮らし(〜50km) 2人暮らし(50〜200km)
1月 2.5〜4万円 3〜5万円 5〜7万円 8〜10万円
2月 3〜5万円 4〜6万円 7〜9万円 8〜10万円
3月 4〜7万円 6〜9万円 9〜12万円 11〜14万円
4月 4〜6万円 5〜8万円 9〜11万円 10〜13万円
5月 3〜5万円 4〜6万円 6〜8万円 8〜10万円
6月 3〜5万円 4〜6万円 6〜8万円 8〜10万円
7月 3〜5万円 4〜6万円 6〜8万円 8〜10万円
8月 3〜4.5万円 4〜6万円 5〜7万円 8〜10万円
9月 3〜4.5万円 4〜6万円 5〜7万円 8〜10万円
10月 3〜5万円 4〜6万円 6〜8万円 8〜10万円
11月 2.5〜4万円 3〜5万円 5〜7万円 8〜10万円
12月 2.5〜4万円 3〜6万円 6〜8万円 7〜10万円


上記の図の中で明らかに高いのは3〜4月のいわゆる新生活シーズン。入学や就職などライフステージの変更があるタイミングは転居が多くなるため、引越し業者にとっての繁忙期となり料金も上がります。とはいえ、早めに引っ越しをするのも遅らせるのも難しいのがこの時期に引っ越しをする人のニーズなので、入学や就職があらかじめ予定されている人はこのくらいの料金は必ずかかるとあらかじめ認識しておきましょう。また、繁忙期のため業者の手配がうまく行かない可能性があるので、転居のタイミングが確定したら速やかに引っ越し業者に見積りを取り予約をする必要があります。他の時期のように複数業者と見積り合わせをしている間に予約が埋まってしまうということもあるので、スピードが求められるのが3月・4月の引越しです。

引越しが安く済む穴場の時期

引越しが安く済む穴場の時期
逆に引越し料金の相場が安いのはいつなのでしょうか。上記の表だと特に目立つのが11〜1月の冬場です。この時期に入学のような大規模な生活環境の変化が発生する人は少ないですし、社会人でも転職や転居を考えるのはボーナスが入った12月以降や暖かくなってからと考える人が多いのが影響していると思われます。この時期は引越し業者も閑散期なので、料金相場も安くなります。

また、夏の8〜9月も暑い夏の引っ越しは避けたい人が多いからなのか、年間の中では安い時期です。夏季休暇の時期でもあり引越しの日程調整もしやすいはずなので、荷物の片付けや梱包、移動等が過酷であることに目を瞑れば積極的に検討して良い時期といえます。

また、2月もエリアやタイミングによっては繁忙期に入ってしまうため高いことがありますが、意外に1月並みに安く済むことがあります。

ただ、その年の物流業界の繁忙期状況によるので、何月のこの時期が毎年必ず安いとは言い難いです。引っ越しを安く済ませたいなら、ざっくり3月・4月は避けた方が良く、冬場や夏場を狙うと考えるくらいで良いでしょう。

引越しを安く済ませる5つの方法

引越しを安く済ませる5つの方法
引越し業者を利用して引越す場合、安い時期を選ぶというのがまず金額を抑えるのには重要です。
他にはどのような手段で安くできるのでしょうか。

早めに契約する

仮に繁忙期の引越しであっても事前に転居が決まっているのであれば、早めに予約することで金額を抑えられる可能性があります。引っ越し業者によっては「早割」が適用されることがあるので、早めに日程確定できる場合はそういった業者を選ぶことも有効です。引越しのキャンセルに関して、3日前まではキャンセル料が発生しないことが法律で定められています。安心して早めの見積り・予約をしましょう。

時間指定なしにする

何時に来るかわからないのは不便に感じる人もいるかもしれませんが、時間指定をしないと料金が抑えられることもあります。繁忙期に時間指定なしにすると複数の現場を回ってから来るため、かなり待たされることもあることは理解しておきましょう。

不用品を処分する

引越し前に不用品を処分することで荷物を減らし料金を下げることができます。だから、引越しのための梱包をする前に断捨離をしていらないものを片付ける期間が必要です。曜日が決まっているゴミ回収に出せるものならば最低1週間前に片付いていれば良いですが、月に1界しか回収がないような品目だったり、事前に回収予約が必要な粗大ゴミの場合は直前にやったのでは間に合いません。引越しの見込みがたった1.5ヶ月前くらいから不用品の処分を始めることで、余裕を持って持っていく荷物の梱包に望むことができます。

大型家電や家具も処分する

ファミリーの場合、大型の家電や家具を複数所持していると思いますが、重量や嵩を圧迫するため引越し料金が上がる原因となります。長期間利用している家電や家具がある場合はこの機会に処分して、転居後に新品を購入することを検討しても良いかもしれません。そのまま持っていった引越し料金と買い換えた場合の費用のバランスを見ながらにはなりますが、引越し料金自体は確実に安くできます。

追加の梱包材を自分で購入する

引越し業者に依頼をすると規定の量の段ボールや緩衝材等の梱包材は提供してくれます。ただし、たりずに追加した場合は料金が発生し、市販のものより高額な単価になる場合が多いです。梱包材が足りなくなった場合は、ホームセンターや100円ショップ等で自分で購入することで費用を抑えられます。

引越しは計画的に

引越しは計画的に
引越し費用を抑えるには時期と荷物の量が重要です。引越し料金相場が安い時期目掛けて引っ越しをする、荷物を整理する、どちらも計画をしっかり立てて余裕を持ったスケジュールで進める必要があります。引っ越しが迫ってから急いで段取るとミスも起こりますし、費用の節約は難しいので早め早めの動きを心がけましょう。

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