移行地(いこうち)
宅地地域、農地地域等の内にあって、細分されたある種別の地域から他の細分された地域へと移行しつつある地域の内にある土地をいいます。たとえば、ある準工業地域について、工場が少なくなり、普通住宅地域へ移行しつつあるような地域内にある土地のことです。準工業地域も住宅地域もともに宅地地域ですが、宅地地域内における種別の移行が認められたものです。移行地についての地域要因は、移行の程度により、移行後の地域要因を重視するか、移行前の地域要因を重視するかを決めなければなりません。なお、同一需給圏についても熟成度の程度によって分かれます。つまり、移行後の土地の種別に一致するか、あるいは移行前の土地の種別に一致するかでその傾向が分かれることになります。〔⇒見込地〕