浸透式(しんとうしき)
排水を吸い込ませる排水方法をいう。下水処理区域内では、建物の配水管の末端を公共下水道、都市下水路その他の排水施設に排水上有効に連結する必要があり(建築基準法施行令129条の2第3項)、下水道や側溝が未整備の地域において本方式が使用される。通常、排水の吸い込みを効果的に行うために、浅井戸状の穴に小石を詰めた浸透枡を設け、枡に排水を集中する方式がとられている。なお、この方式は雨水の排水処理に使われていることが多いが、汚水等についても所定の浄化槽処理を経て浸透式で排水されることもある。