
健ハウジングではすべての建売住宅に保証書を発行しています。新築住宅の瑕疵担保期間は、法律で10年と定められています。
免震地盤工法コロンブス 不同沈下対策編
浮き基礎工法のメリットを最大限に生かし進化させた「コロンブス」。
優れた耐震性能と建設コスト削減を実現しました。
直接基礎の特殊なものとして、建物を浮かす「浮き基礎」があります。この浮き基礎には、建物の重さを筏などで分散させる方法と、建物の重さを地盤を掘り取った土の重量以下にして浮かせる方法の2つがあります。「コロンブス」は後者に属し、通常の浮き基礎では俳土したスペースに地下室などを設置するのに対し、「コロンブス」は基礎の根入れを深くし、掘削によって排除する土の重量を建物荷重近く大きくして、土の替わりに土の1/100の重量のジオフォームを敷設することで沈下応力の増加を防ぎ、建物の沈下を抑制し安定を保つ工法です。この工法は、杭を用いて硬い地盤に支持するものに比べ建設費用が安く、特殊な機械を必要としないため施工が簡単で軟弱地盤や地盤層のムラに強く、超軟弱の土地にも対応可能というメリットがあります。
コロンブスのメカニズム
建物の接地圧と地耐力の関係から、地耐力の不足分を俳土し
ジオフォームで地耐力の不足分を補います。
軟弱地盤での土木工事に発砲プラスチックを軽量盛土材として使うEPS土木工法があります。 重さが土の1/100の軽量材でありながら許容圧縮強さは2~14tf/m2と強い材料を現場毎に施工図通りに加工します。形状を変えて排水性を持たせ液状化にも対応します。免震・振動対策には材質を変えることで性能を高めます。これを総称して「ジオフォーム」と呼んでいます。
EPS (発砲ポリスチレン) |
EPS (発砲ポリプロピレン) |
EPS (発砲ポリエチレン) |
|
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長期許容応力tf/m² | 5~9tf | 2~14tf | 2~14tf |
自然界の物質 | ○ | ○ | ○ |
ガソリン類 | × | ○ | ○ |
規格cm | 50×100×200 | 50×100×200 | - |
特徴 | 軽量 | 耐衝撃強度 | 耐衝撃強度 |
耐久性 | ○ | ○ | ○ |
※重さが土の1/100の軽量材でも木造3階建から鉄筋コンクリート5階建まで対応可能
※排水機能材で液状化対策
※耐吸水性が高く断熱性能が高い
保証会社/株式会社ピーエルジー
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不同沈下による基礎及び建物の万一の損害を10年間、最高1億円迄保証いたします。
地盤の調査は見ただけでは分からないものです。近隣の状況や地形、歴史的経緯を調べるとともに実際に地耐力を調べることが大切です。地盤調査には地質等を精度高く調査する"標準貫入試験"があります。また、住宅においては"スウェーデン式サウンディング試験"が一般的に使われています。いずれかの方法で地質、水位を確認した上に敷地全体の地耐力バ ランスを"表面波地下探 査試験"で調査しコロンブスの設計を行います。
標準貫入試験
ハンマー(重り)を自由落下させてサンプラーを土中に30cm貫入させるのに要する打撃回数を測定する試験で、この時の打撃回数がN値です。この試験方法はどんな深い層や硬い層でも掘り進むことができます。また地下水位の確認にも効果的です。
スウェーデン式サウンディング試験
スクリューポイントを地盤に貫入させ、その時の貫入に要する荷重と回転数から抵抗値を測定する試験で、回転数をN値に換算することが出来ます。この試験方式は狭いところでも調査が可能であることと、比較的安価で調査できるので、住宅の場合この試験がよく使われています。
表面波地下調査試験
地中を伝播する振動のうち、S波に近い表面波の一種であるレーリー波を利用した最新の探査法です。盛土の中や表層部分にガラやレキがあってもその下の地盤状況が把握出来ます。また、データを現場でフロッピーディスクに記録できるので信頼性、再現性が高まります。