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不動産購入の資金計画ができていれば不動産購入は怖くない!
不動産の購入は一生で一番高額な買い物と言って良い程、大きな一大イベントと言えます。
一括で不動産を購入する人はほとんどいなく、何十年にも渡って住宅ローンを組むことが一般的でしょう。
そのため不動産を購入するために、資金計画をしっかりと練ることは非常に大切なポイントです。
今回は、不動産を購入する際に重要なポイントとなる、資金計画についてご紹介します。
《目次》
不動産の資金計画が将来の家計に大きく関わる
不動産ローン期間と何歳までの返済で資金計画をするか
住宅ローンの金利タイプとその特徴
初期費用を支払うタイミングと必要性
不動産購入の基本となる資金計画でその後の生活が決まる!
不動産の資金計画が将来の家計に大きく関わる
長期間に渡って関わってくる住宅ローンですが、資金計画をどのように考えるかによって将来の家計に大きく影響を及ぼします。
毎月の返済額は10年後、20年後、30年後と続くため、その時に支払うことができるであろう返済額を想定して資金計画を組むことが大切です。
資金計画は、不動産を購入するその時だけを見るのではなく、完済までを想定して自身の年齢や収入源を考えていかなくてはいけません。
不動産購入前や購入段階で必要な初期費用を始め、いつどのタイミングでいくらくらいの費用がかかるかというシミュレーションも大切です。
不動産を購入するということは住宅ローンの返済だけでなく、ランニングコストとして固定資産税が毎年発生。
固定資産税は納税義務があり、土地評価額や建物によって税額が決まり、少額ではないため先々の資金計画にしっかりと組み込んでおくことをおすすめします。
住宅ローンも固定や変更、フラット35などさまざまなプランがありますが、変動金利で借り入れをする場合には、固定よりも金利が低く借り入れできますが、先々で金利が上昇し返済額が増えてしまうことも十分に考えられるため要注意です。
さらにマンションの場合には、管理費や修繕積立費が毎月必要になるため資金計画にも大きな影響となります。
返済額以外の初期費用やランニングコストも加味して考えましょう。
不動産ローン期間と何歳までの返済で資金計画をするか
不動産の購入で住宅ローンを組む時のポイントとなるのが、何年間の住宅ローンを組むかという「ローン期間」です。
ローン期間は35年が最長であり、多くの人が35年ローンを組むケースが多いでしょう。
しかし、みんなが35年ローンだからといって、35年で資金計画を組むことは安易な判断です。
ローン期間を決めるということは、何歳までに返済をしたいかということが関わってきます。
30歳で35年ローンを組めば完済時年齢は65歳、40歳で35年ローンを組めば完済時年齢は75歳となりますが、その年齢まで完済する資金計画を考えた場合に収入はいかがでしょうか。
時代は変化してきているものの、基本的には60歳または65歳で定年を迎えるケースが多く見受けられます。
定年を迎えれば収入源がなくなり、会社によっては定年前から収入が減額されることも珍しくありません。
収入源があるまたは安定していそうなその年齢までに完済できることが理想であり、収入の見込みと共に返済期間を決めることがポイントです。
35年ローンにはしたいけど、35年後には70歳になってしまう場合には、先々に繰り上げ返済をして65歳に完済できる資金計画を練ることもひとつの方法でしょう。
不動産購入の資金計画では、この期間を無事に返済できるかが重要であり、多額の借り入れは安易に決めることは非常に危険です。
不動産はいつでも簡単に売れるものではなく、売れる金額もローン残額以上とは限らないためよく資金計画を考える必要があります。
住宅ローンの金利タイプとその特徴
不動産購入で住宅ローンを組む場合、借入額に対して金利が発生します。
金利は借り入れをする条件によって、金融機関から金利%が提示され、最終的な返済額を考えると大きな金額です。
金利のタイプは「固定」「変動」「フラット35」といった3つが一般的な選択肢であり、それぞれ返済条件の特徴が異なります。
固定金利は、その名の通り固定された金利タイプです。
ただし35年ローンの内、10年や15年といった期間を選ぶことができ、その後を変動に組むことも可能。
変動金利は固定とは反対に、いつ変動してもおかしくない金利タイプです。
長い目で見た場合に、不安定な要素が多くはなりますが、金利がこの3つのタイプの中で一番低くなる選択肢になります。
フラット35は、35年間変動のないフラットな金利で借り入れができるタイプです。
35年間全固定金利であり、返済完了まで金利変動の心配は一切ありません。
金利の低さをとにかく重視したい場合には変動金利を選択し、長期的な支払いの安定感を重視する場合には固定またはフラット35という選択になるでしょう。
細かい条件に関しては、金融機関によって異なる場合があるので、具体的な内容はしっかり確認する必要があります。
初期費用を支払うタイミングと必要性
不動産購入の資金計画で行き詰るケースが多いのが初期費用の準備です。
余裕を持った貯蓄の中から初期費用を支払うことが理想ではありますが、なかなかそうも上手くいかないのが現実。
初期費用と言っても、手数料や税金、引っ越し代などの諸費用、不動産購入価格の頭金の2つがあります。
初期費用であるからには、支払うタイミングは不動産購入時に必要です。
頭金は必ず必要なものではありませんが、住宅ローンを通りやすくするためや、後々の資金計画をラクにするために大きなポイント。
頭金は不動産価格の20%が理想とされており、10%でもあると良いと言われています。
ただし、頭金が多い方が良いですが、なくても大丈夫かなと判断できるケースもあります。
・その物件に完済まで長く住み続ける予定
・頭金がなくても返済計画が無理のない設定
・貯蓄として予備費を多めに残している
・繰り上げ返済をできる計画がある
このような資金計画があった上であれば、無理に頭金を最初に支払う必要性も低いでしょう。
諸費用に関しては、すべての不動産購入時に100%必要というわけではありませんが、住宅ローンが厳しくなる部分です。
不動産によって異なりますが、5%~10%程度諸費用がかかると想定しておく必要があります。
そして、諸費用がない状態で不動産購入に踏み切るのは、資金計画的にも不安定な要素と言えるでしょう。
不動産購入の基本となる資金計画でその後の生活が決まる!
不動産の購入金額は多額であり、何十年にも渡って返済をしていくケースがほとんどです。
そのため資金計画はとても重要であり、特に返済期間や返済額、ランニングコスト、金利条件、初期費用の計画は重要なポイントになります。
資金計画を安易にしてしまうと、せっかくあこがれのマイホームを購入したのに、生活を苦しめてしまうという結果になりかねません。
反対に、資金計画がしっかりできていれば、不動産購入にそこまで不安に感じることもなくなります。
長期的に家計に関わってくるため、住宅ローン完済までを見据えた無理のない返済計画と将来的なイメージをしておくと良いでしょう。
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