新聞記事
Point1 新住宅ローン減税(仮称)の創設
ローンを組んで住宅を取得すると、一定期間所得税から所定の額が控除されます。
現行では、平成13年6月末日までに住宅を取得し居住を開始すると、15年間で最大587.5万円の控除が受けられますが、平成13年7月1日以降の居住開始分については、控除期間が最長6年間、控除額が最大150万円と減税額が大幅に圧縮されることになっています。
そこで、今回の改正では、平成13年7月1日から平成15年12月31日までの居住開始分について、次のとおり控除期間が最長10年間、最大控除額が500万円の「新住宅ローン減税」(仮称)を創設することとしています
平成13年6月末まで(現行の住宅ローン空除)
最大控除額587,5万円
平成13年7月1日から平成15年12月31日まで(新住宅ローン減税)
最大控除額500万円
一定の要件のもと敷地部分の借入金も対象となること、居住用財産の譲渡損失繰越控除制度との併用が可能であること、取得する住宅の床面積要件(50?以上)、控除対象となる借入金限度額(5,000万円以下)、控除を受ける者の所得要件(3,000万円以下)など、細かい要件は現行の住宅ローン控除制度と同じ。