不動産トピックス

3大都市圏、商業地8.9% 全国平均も16年ぶり

国土交通省は3月22日、07年公示地価を発表した。それによると、全国平均で住宅地0.1%、商業地2.3%といずれも91年以来の16年ぶりの上昇となった。 3大都市圏の平均では、住宅地が2.8%、商業地は8.9%上昇した。 商業地は2年連続だが、住宅地は同じく16年ぶりの上昇となる。景気回復が続くなか、マンション、オフィス需要の増大や不動産投資の拡大が背景にある。 大都市での上昇加速が平均を引き上げた格好だ。ただ、地方圏は落下幅は縮小しているが、引き続き落下傾向が続いている。

東京・港、渋谷区で40%以上も

東京圏・住宅地は平均3.6%上昇し、16年ぶりの上昇となった。なかでも都区部は、都心回帰、旺盛なマンション需要、不動産投資の拡大などを背景に11.4%と一気に2ケタ上昇となった(06年は2.2%上昇)。
区部都心部(千代田、中央、港、新宿、文京、台東、渋谷、豊島)は18%の上昇だった。
このうち、港、渋谷区では局地的に30%、40%を超える上昇率を示す地点が見られた。ブランド力や便利性が特に高い高級住宅地が中心で、40%以上上昇した地点は、港区、渋谷区で2地点ずつある。(表1)
東京圏全体で上昇した地点は、全調査ポイントの約7割(3951地点)。
ちなみに昨年は25%(1421地点)だったから、3倍近く増大した。東京都に限れば、実に98.8%の地点が上昇した。
一方、足立区や茨城県守谷市でも30%を超える上昇地点が見られた。要因は「つくばエクスプレス」の開業や、08年3月開業予定の「日暮里舎人ランナー」の影響だ。例えば、同ライナー沿線の「足立区舎人5の27の1」は31.4%、エクスプレス守谷駅近くの「守谷市百合ケ丘2」では30.7%上昇している。
また、都下郊外部の三鷹市、武蔵野市、市川市など、更に川崎市、横浜市、千葉市、さいたま市などで平均地価が上昇した。これらは主に、駅周辺地域でのマンション需要増大が要因と見られている。

五番町がトップに

住宅地のランキングを見ると、全国で最も価格が高かったのは「東京都千代田区五番町12番6」で、1m²当たり290万円となった。以下10位までは千代田区と港区の地点が占めた。 ちなみに主要都市の水準を見ると、都内では港区が第2位で同275万円。渋谷で最も高い地点が同170万円、横浜市は同46万2000円、大阪市の最高は天王寺区で同57万円、名古屋は東区で42万円となる。

表1 住宅地の上昇率順位表(東京圏)


都道府県 標準値の所在地 平成19年公示地価
円/m²
変動率%
1 東京都 港区南青山5-5-11 1,950,000 45.5
2 東京都 港区南青山4-20-4 1,850,000 42.3
3 東京都 渋谷区神宮前4-14-9 1,700,000 41.7
4 東京都 渋谷区渋谷4-2-23 1,145,000 40.8
5 東京都 港区南青山4-2-1 1,600,000 36.8
6 東京都 渋谷区南平台町19-18 1,390,000 35.0
7 東京都 渋谷区神泉町14-2 910,000 34.2
8 東京都 渋谷区広尾2-12-13 1,280,000 34.0
9 東京都 渋谷区松涛1-13-7 1,660,000 33.9
10 東京都 港区元麻布2-3-24 1,880,000 33.3
10 東京都 港区元麻布3-6-3 1,400,000 33.3
表2 商業地の上昇率順位表(東京圏)

都道府県 標準値の所在地 平成19年公示地価
円/m²
変動率%
1 東京都 渋谷区神宮前5-2-2
(第21SYビル)
10,400,000 45.5
2 東京都 港区北青山3-3-5
(東京建物青山ビル)
9,000,000 42.9
3 東京都 渋谷区神宮前1-13-11
(大西ビル)
9,180,000 41.2
4 東京都 渋谷区神宮前3-5-2
(EFビル)
1,750,000 40.0
5 東京都 港区六本木7-4-8
(TKGビル)
2,300,000 39.4
6 東京都 渋谷区神宮前1-6-11
(フォレストビル)
5,300,000 38.4
7 東京都 港区南青山3-1-5
(ラクラースビル)
3,280,000 37.8
8 東京都 渋谷区神宮前6-23-3
(第9SYビル)
4,300,000 37.4
9 東京都 豊島区東池袋1-1-4
(ビックカメラカメラ東口駅前店)
7,500,000 35.6
10 東京都 渋谷区宇田川町23-3
(渋谷第一勧銀共同ビル)
15,800,000 35.0

2007年公示地価 公示価格一覧

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