不動産トピックス

全国平均2年連続上昇 住宅地1.3%、商業地3.8%

国土交通省は3月24日、08年公示地価を発表した。それによると、全国平均で住宅地は1.3%、商業地は3.8%上昇している。3大都市圏の平均では、住宅地が4.3%、商業地が10.4%上昇している。対前年比の変動率と比べても、全国平均及び3大都市圏の平均はともに上昇している。
東京圏の変動率をみると、住宅地は5.5%、商業地が12.2%上昇している。東京圏の住宅地で上昇率が高かった市区町村は、中央区17.0%、港区16.8%、文京区16.5%と区部が続く。商業地も同様に文京区23.5%、新宿区22.8%、港区22.1%と区部が続く。
3大都市圏の大阪圏、名古屋圏の住宅地・商業地は、それぞれ大阪圏が2.7%、7.2%、名古屋圏が2.8%、8.4%上昇しているが、大阪圏の商業地だけは昨年と比べると上昇率が鈍化している。
一方、地方圏をみると、住宅地が1.8%、商業地が1.4%下落しているものの、昨年の変動率を比べると下落率は小さく、回復傾向にある。北海道、宮城県、静岡県、滋賀県、福岡県などの商業地では昨年と比べ、上昇している。その一方で、島根県、高知県、鹿児島県の住宅地の下落率が拡大している。

「減速地点」続出、2%台も

今年の特徴として挙げられるのは、大都市圏の都心部を中心に昨年の後半から上昇率が鈍化している地点が現れていることです。東京圏の都心8区の昨年の前半と後半の上昇率を見てみると、住宅地では、千代田区(五番町)前半8.6%→後半7.0%、中央区(月島)前半14.3%→後半2.5%、港区(六本木)前半10.8%→後半7.3%、新宿区(大京町)前半10.6%→後半5.1%となっている。
商業地も同様に、千代田区(麹町)前半10.6%→後半5.9%、中央区(銀座)前半17.3%→後半7.1%、港区(高輪)前半14.6%→後半7.0%、文京区(千駄木)前半16.8%→後半6.7%となっている。

東京(五番町)が最高に 大阪は東京の3割以下

1m²当たりの全国主要都市の最高価格値を比較してみると、住宅地では東京都千代田区五番町が昨年に続き全国1位で最も高く337万円となっている。全国2位と3位も東京の港区赤坂330万円、渋谷区神宮前220万円となっている。
4位以下を高い順に並べると、福岡市と大阪市が60万3000円、横浜市50万円、名古屋市東区46万円、京都市左京区43万4000円、広島市29万円、仙台市25万円、札幌市22万7000円となっている。東京の千代田区五番町を100とした場合、大阪と福岡は18、名古屋は14、仙台は7.4となる。
次に商業地をみると、東京都中央区銀座が全国1位で3900万円、2位が東京と千代田区丸の内で3470万円となっている。以下を高い順に並べると、大阪の梅田1140万円、名古屋市名駅870万円、福岡市790万円、横浜市680万円、京都市四条395万円となっている。東京都中央区銀座を100とした場合、大阪の梅田は約30となる。

上昇率21%、全国8位 現場は「冷え込みも」

東京都武蔵野市の吉祥寺エリアでは、前年では東京圏の住宅地上昇率で10位にも入っていなかったが、今年は住宅地が前年と比べて21.4%上昇し、東京圏の住宅地上昇率で8位に入っている。吉祥寺の駅周辺でも16~17%増加し、市全体の平均は15%増加となっている(前年は8%増加)。
上昇率全国8位となったのは、JR吉祥寺駅から北西に徒歩10分ほどの閑静な住宅地です。吉祥寺は、JR中央線、井の頭線の2路線が利用可能で、新宿・渋谷といった都心部への交通が便利となっています。駅周辺には、大型百貨店や飲食店、商店街の商業施設が充実しているだけでなく、広大な敷地を有する「井の頭公園」が駅南側にあり、自然環境にも恵まれています。そのため、吉祥寺に物件を探す人も多くいます。
商業施設の充実、恵まれた自然環境、都心部への交通の便利さもあり、1年ほど前までは、駅から徒歩5分以内の土地は、坪単価300万円で売れていたが、現在では、200万円半ばまで落ち込んでいる。

表1 住宅地の上昇率順位表(東京圏)


都道府県 標準値の所在地 公示価格(円/m²) 変動率(%)
1 東京都 港区南青山4-20-4 2,530,000 36.8
2 東京都 港区南青山4-12-1 2,090,000 30.6
3 東京都 渋谷区神宮前4-14-9 2,200,000 29.4
4 東京都 渋谷区恵比寿西2-19-6 1,490,000 24.2
5 東京都 渋谷区南平台町19-18 1,700,000 22.3
6 東京都 千代田区九段北2-3-25 2,490,000 21.5
7 東京都 武蔵野市吉祥寺本町4-19-5 680,000 21.4
8 東京都 港区赤坂6-19-23 2,280,000 21.3
9 東京都 港区赤坂1-14-11 3,300,000 20.0
10 東京都 渋谷区松涛1-13-7 1,990,000 19.9
表2 商業地の上昇率順位表(東京圏)

都道府県 標準値の所在地 公示価格 変動率
1 東京都 港区六本木7-4-8
(TKGビル)
3,200,000 39.1
2 東京都 渋谷区神宮前1-13-11
(第21SYビル)
14,300,000 37.5
3 東京都 渋谷区神宮前1-13-11
(大西ビル)
12,500,000 36.2
4 東京都 新宿区新宿3-5-4
(店舗等(取壊中))
11,700,000 34.5
5 東京都 中央区銀座5-3-1
(銀座ソニービル)
34,400,000 33.3
5 東京都 豊島区東池袋1-1-4
(ビックカメラ東口駅前店)
10,000,000 33.3
5 神奈川県 横浜市西区北幸1-1-13
(comfort178)
6,800,000 33.3
8 東京都 港区六本木4-9-5
(ISO六本木ビル)
8,100,000 33.2
9 東京都 豊島区南池袋1-21-5
(りそな銀行池袋支店、池袋大栄ビル)
5,440,000 32.7
10 東京都 豊島区西池袋1-17-10
(池袋プラザビル)
5,450,000 32.6

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